時には贈り物で女の子を喜ばせる


時には贈り物で女の子を喜ばせるブログ:2021年10月22日


母親はミーが大学受験で上京する時、
三十センチ四方もある巨大な弁当を持たせてくれました。
それは百科事典のような豪華さでした。

ミーは巨大な弁当に注がれる周囲の客の視線を気にしながら、
フタを少しだけ持ち上げ箸を突っ込み、
わずか三口か四口食べただけで網棚に仕舞い込んだのでした。

恥ずかしさのあまり
駅で風呂敷ごと捨ててしまったミーは、
今になって、あの巨大な弁当に込められた
母親の計り知れない大きな愛を感じています。

父が始めた商売がなかなか軌道に乗らず、
どんな辛く苦しい思いをしたか、
当時のミーには想像もつきませんでした。

生意気盛りの反抗期のミーは、
母親が風呂の燃料用にと魚屋さんからもらった古い魚箱を
リヤカーで運ぶこともせず、斧で割ることもしませんでした。

滞納した授業料を催促するミーに、
どんな思いで「もう少し待ちなさい」と言ったことでしょう。

通学定期も満足に買えなかった貧乏の中で、
新聞奨学生となって大学に行くと宣言したミーを、
金銭的援助の出来なかった母親は、
どんな思いで駅のホームから見送ったことでしょう。

ミーが上京してから服やおやつを送ってくれた時、
一緒に入れてあった五千円札が思い出されます。
毎回判で押したような、
母親の生活上の注意の手紙が思い出されます。

母親の愛をミーはずいぶん裏切りました。
でも、それでもなお、母親はミーを愛し続けてくれました。
その愛情の深さに、ミーはおびえるほどです。

三人のお子様の父となった四十九歳の息子が今、
泣きながら、鼻をかみながら、この手紙を書いていることで、
両親不孝の何分の一かでも許して欲しいと思っているのです。



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