時には贈り物で女の子を喜ばせるブログ：2022年01月10日
あたくしの実家は、ラーメン屋。
父の左うでは、ムキムキ。
２８年間変わらず連日連日湯切りするうで。
このうでで、私は高校・大学を出してもらった。
そのうでで丁寧に作られるラーメンは、ものすごく美味しい。
お店にいる時のお母さんは、記憶マシーン。
注文を次から次へと間違えることなく暗記していく。
お客さんへの対応も、スゴイ！
お子さんの頃、ラーメン屋のムスメなんて、
本当はちょっと嫌だった。
でも、今は自慢のお店。
あたくしのお兄さんは、美容師。
あたくしの受験の日、お兄さんがトンカツを作って持たせてくれた。
何があってもあたくしの味方でいてくれる優しいお兄さんは、
自慢のお兄さん。
三つ離れたいもうとは、
舞台女優のハシクレのハシクレ。
あどけない笑顔は、今も昔も変わらない。
でも、客席へ向けられる笑顔、その大きな肉体で軽快に踏むステップ、
自分が知るドンくさいいもうととはかけ離れて見える。
あたくしは、三人兄妹の真ん中。
何か取り柄があるわけじゃない。
でも、バランスをとるのは得意。
三人兄妹の真ん中だから…
笑顔でどこまでも突っ走れる
天真爛漫で予測不能な父。
太陽よりも明るいのに、
石橋を叩き過ぎちゃうくらい心配性で慎重なお母さん。
優し過ぎて
自分をいつも犠牲にしちゃう口下手なお兄さん。
何も考えてないように見えて、
本当は考え過ぎのいもうと。
いろんなことが極端なあたくしの家族。
あたくしが上手い具合にバランスをとらなければ
この家族は崩壊してしまうのでは？
なんて偉そうなことを言ったりして…
でも
父の懐の広さに、お母さんの温かさに、
お兄さんの優しさに、いもうとののどかさに、
あたくしの方が助けられたり救われたりしている。
家族ってやっぱりいいよね！
